よくもまあ、気持ちを込めない行政ができるなと胃が痛くなる大阪の行政の端々。
これは2017年に一部が完成、2024年にひとまず完成した大阪市此花区正連寺川公園のトイレの写真。

汲取車が停まっていて、驚いた(2024年撮影)。しばらく見ていても動かないので、近寄ると運転手がいた。このトイレ、汲取り方式なのだと言う。
正連寺川公園の変遷を公開されている情報をもとにざっと年表にしてみる。
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1986年 高速道路の建設と公園整備が都市計画として決定
どのように埋め、どのように道路からの空気の出入り口を作るか、どう空けるか等々、議論が尽くされた - 1993年 ようやく着工、ヘドロ固化工事が始まる
- 2002年 排気ガス対策としての小規模脱硝装置の新規開発の実現などがあり、都市計画が変更され、住民要望であった高速道路「覆蓋(ふくがい)方式」実現
- 2017年 一部が完成、橋下市長が予算を削り当初予定の桜並木はとても実現できなかった。町会から「トイレがない」と指摘され、数年遅れでトイレを追加工事
- 2023年 西側の約半分も完成
- 2024年 万博ロゴのモニュメントが加わる。1940万円もかかっていることが開示請求でわかっている。モニュメント完成祝典の直後に区長交代
区長交代はもちろん任期なのだが、「やりきった」というか、「逃げた」というか、解釈はいろいろあるだろう。
信じ難い費用については、住民代表(区政会議)にも説明がなされていないと同会議参加者から聞いている。
行政はいったい何を住民に提供しているのだろうか。
これでいいとは思わない。